一般社団法人 山門青年会議所 2025年度 基本理念・理事長所信・基本方針

第51代理事長 久富 祐樹

                               【基本理念】

真心誠意

~想いやりから「真心」へ~

【はじめに】

 山門青年会議所は「山門・三池郡の総意を結集して郷土の発展と若人の自己啓発を計る」という創始の精神のもと1975年に創立しました。過去50年の時代に適応すべく努力を積み重ねられた先輩方、そんな先輩方を支えられた周囲の方々、活動、運動を後押ししてくれるステークホルダーが居るから私たちのJC活動、運動が出来ている事を忘れてはいけません。私たちは、先輩方が弛まぬ努力で紡いでこられた「誇り」と「想い」をしっかりと継承して活動・運動を展開していく必要があります。

「COREPRIDE」情熱であふれた「心」がまちとひとに伝播し、地域の誇れる未来を創造する!!

「明るい豊かな社会の実現」に向け、これからの未来に大きな変化が予測されるなか、50周年という節目の年に新たにビジョンを策定しました。ビジョンの中には、好奇心、探求心、厚情心、愛郷心の4つの「心」をターゲットにする行動指針があり、その「心」を動かすには必ず「想いやり」の気持ちが必要不可欠です。一つ一つの行動にどれだけ「想いやり」を持てて行動できるか、人とのつながりにどれだけ相手のことを考えるかで、周りに対する影響力が違ってきます。50周年ビジョンを念頭に掲げ、誰一人として取り残さない「想いやり」あふれた組織をつくり、自己成長が出来る団体として新しい時代に適したJC活動、運動の取り組みを進めて、会員みんなの意識改革につながるよう誠意を持って邁進します。

【想いを紡ぐブロック大会】

 2011年度から14年ぶりに山門青年会議所が福岡ブロック大会を主管いたします。ブロック大会にはLOM益、参加者益、地域益、県益、社会益の5つの益をもたらす事ができ、この山門の地でどう表現できるか、山門青年会議所だから出来るブロック大会を築いていきます。その中でもLOM益に重点を置き、まずはメンバー同士が助け合いの気持ちを強く持ち「想いやり」の精神でブロック大会を構築し、ブロック大会に来てくれる参加者にメンバーの「想いやり」が伝わるブロック大会を築いていきます。また福岡ブロック協議会と密な連携を取り、来てくれる参加者が有意義な時間を過ごせるようにおもてなし

参加者がこの地域の魅力に築き、地域の活性化につなげていきます。そして、県や市が推進しているワンヘルス推進地域として、ワンヘルスが広まる事業を構築して、県への活性化につなげ、県益をもたらす事業を構築します。また福岡ブロック大会は、現在の山門青年会議所が福岡県内21LOMから注目される事業となります。今まで先輩方がつくってこられた山門青年会議所の名が恥じぬように覚悟をもって構築し、主管するにあたって、山門青年会議所、みやま市、柳川市の更なる発展をめざして誠意をもって邁進します。

【想いを紡ぐ笑顔のまちへ】

 地域の課題において、若い世代の地元離れにより少子高齢化の問題が後を絶ちません。これは決して見て見ぬふりが出来ない大きな課題となっております。この課題に真摯に向き合い、今の私たちに何が出来るのか、何をすればこのまちに若い世代が残ってくれるのか、どうしたら人口増加が見込めるのかを模索し、この課題に向き合ってまいります。

50周年に掲げたビジョンを念頭におき、この地域にいっぱい眠っている宝を探しだし、この地域だから伝える事が出来る魅力を創出し、その宝をまずは地域に広めていきます。また地域の方々との関係は決して切れることなく、大事にしていかなくてはなりません。地域の方々に私たちの運動一つ一つを知ってもらうために、小さな事でも真剣に熱い気持ちで向き合い、それがまちに対する「想いやり」と変わっていき、私たちの熱い気持ちが地域全体の「想いやり」に変わっていけるように行動していきます。私達の地域に対する強い「想いやり」の気持ちが「真心」と笑顔を生み、課題解決の糸口となり、このまちの追い風となっていけるように誠意をもって邁進します。

【子供たちへ想いを紡ぐ】

 ライフスタイルや価値観の多様化により子供たちを取り巻く環境は大きく変化しています。人とひととのつながりが希薄化しつつあり、地域のコミュニティの結びつきが衰えていく中、子供たちが社会性を学ぶ機会が減り、表現力や感情をコントロールする能力の低下が危惧されています。また、この地域の課題である地元離れを少なくするために、この地域の魅力に気付けるような仕掛け作りが大切になってきます。今の時代の良き部分はそのまま生かし、拙い部分をどう導くかで子供たちの未来は大きく変わっていきます。

50周年に掲げたビジョンを念頭におき、私たちが子供の頃を思い出し、変わりゆく時代の中で今の子供たちが何を考え、何を必要にしているのかを真正面から向き合い、子供たちがそれぞれ持っている、好奇心、探求心、厚情心、愛郷心の4つの心をくすぐり、子供たちの成長につなげていきます。子供たちの心に眠る純粋な種に、私たちの「想いやり」の水をまき、これから先の子供たちの未来に笑顔の花が咲けるように誠意をもって邁進します。

【想いで紡ぐ山門の縁】

 近年全国のJCで会員減少が問題視されております。会員の減少は、JC活動、運動に関して直結してくる問題ですので決して見て見ぬふりを出来ない課題です。拡大の基本は、まず人と会う事です。出会いに感謝の気持ちを持ち、そして今まで続いてきたこの山門青年会議所の魅力を伝える事が一番の拡大方法だと考えます。その中で日本青年会議所や福岡ブロック協議会が毎年おこなっている各LOMの拡大支援を大いに活用して、拡大の手法に取り入れていきます。また、拡大した後のメンバーのフォローを大事にしていきます。そして毎月行っている例会や事業に全ての会員で行えるように、新入会員や3年未満の会員に山門アカデミーを通じて、膝と膝を突き合わせ正面から向き合い、声を聞き、例会や事業の素晴らしさを伝え山門青年会議所の原動力となるような人材へと導きます。山門青年会議所会員みんなが、新しい出会いに感謝の気持ちをもち、「想いやり」へとつなげ、JCのスケールメリットを活かし、お互いに自己成長出来る人財の育成をめざし誠意をもって邁進します。

【想いを紡ぐ組織へ】

 会員のみんなには、家庭や仕事があるなかで、組織の目的「明るい豊かな社会の実現」があります。目的があるからこそ、修練があり、奉仕の気持ちが生まれ、友情が育みます。そんな組織を守ってきたのは定款や、団体行動をする上での想いやりです。会員みんなで、山門塾を通して何のために定款があるのか、定款の大切さを学んでいきます。また、今まで大事にされてきた総会の重みを今一度会員みんなで考え、浸透させ、100%総会を目指し組織の強化を図ります。そして、団体行動をする上で決まり事の大切さの意識を強く持たせ、その中で活動や運動を行うことは窮屈そうに聞こえますが、これが次世代に続く唯一の方法として行っていきます。

想いを紡ぐ組織を目指すためにも、会員一人ひとりが、定款の大切さを理解して、団体行動をする上での想いやりの気持ちを持ち、それが品格ある青年の姿につながります。そんな姿で周囲を魅了し山門青年会議所の組織として行動していることを今一度自覚して、一人はみんなのためにみんなは一人のために「想いやり」を持った組織づくりに誠意をもって邁進します。

【結びに】

私が子供の頃、自然を大事にしなさい、周りの人を大切にしなさい、困っている人には親切にしなさいという教育を受けてきました。自然を大事にしたら心が豊かになり、周りの人を大切にしたら、周りから大切にされ、困っている人を助けたら、自分が困った時に助けられ、素朴で何でも無かったように感じる親切さが当たり前のように出来ていたと思います。しかし、年齢を重ね社会風土や世の中を知るたびに、周りの目を気にしたり、自分の親切が無駄にならないかと心配になったり、自分以外の誰かが助けるだろうと考え、いつの間にかその素朴で純粋な親切心を自身の中に封じ込めてしまっていました。

人への「優しさ」の気持ちは必ず人への「想いやり」の気持ちを生みます。

そんな「想いやり」を紡いだ気持ちには「親切な心」を生みます。

「親切な心」は【真】の心、「真心」を生みます。

「真心」で人と接することはどんなに素晴らしいことでしょう。

そんな「真心」を山門青年会議所みんなが強く持ち、まずは山門青年会議所が「真心」あふれた組織となっていきます。

自分たちを育ててくれたこのまちに、「親切な心」の種をいっぱい蒔き、「真心」笑顔で豊かな花を咲かせるために【真心誠意】をもって歩んで参ります。

【基本方針】

   1.第53回福岡ブロック大会 山門大会の開催

   2.ローカルトレジャーVol.2の開催

   3.プロジェクトYAMATOVol.2の開催

   4.理念共感型拡大会議の実施

   5.会員資質向上を目的とした山門塾の実施

   6.会員拡大の各月実施と現状報告、山門アカデミーの実施

   7.会員拡大10名の達成

   8.まるごとみやま市民まつりへの参画 

   9.福岡ブロック協議会への参画と協力

  10.九州地区協議会への参画と協力

  11.第5エリア合同事業への参画と協力

  12.八女・筑後・山門3LOM合同例会への参画と協力

  13.(一社)矢部川くすべぇプロジェクト実行委員会への協力

  14.かわまちづくりへの参画

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